2013年10月22日火曜日

明治時代の型付けには抜染法もみられます

講演会終了後に伊佐川洋子先生に展示品の中から珍しい一点を教えてもらいました、友禅染め中興の祖と称えられる廣瀬治助によって発明された型友禅は染料と糊を混ぜた写し糊を、型紙によって布地に直接塗布する型染の新技法で、沖縄の紅型では特に那覇型と呼ばれるカタチキヤー(型付け屋)にも大きな影響を与えたそうです 画像の絣模様は瀬那覇の三代目の良持さん(1895-1980)が二十歳前後で京都に行き、型友禅の技法を沖縄に持ち帰って染めたであるうとされる当時としては最先端技術とされる合成染料で染め抜染法で絣の模様を抜く型付けと思われ、古典模様の七綛は糸掛け(紗張り)をしなくても済むように工夫されています。画像をクリックすると拡大できます
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