2012年7月15日日曜日
紅型の実演で作家さんが沢山教えてくれました
浦添美術館で開催されている沖縄伝統工芸士展での実演コーナーで来館者に型彫りの説明をして下さった琉球紅型の作家さんです
沖縄の方言でシーグと呼ばれる自作の小刀で上から下へ突くように彫っていく型紙を豆腐を乾燥させたルクジュウの上に重ね、突き彫りで優しい線を描きます
板に白生地を張り型紙を乗せ餅米と糠で出来た糊に生地に染まらない
薄水色をヘラで混ぜて塗り型置をします、生地に伸子を張り
豆汁のにじみ止め液を塗ります、この豆汁は色止めにもなるそうです、色挿しは沖縄の自然の彩色にも負けない高彩度の顔料を使って淡い色からはじめ深い色の混色を挿し
次に輪郭をぼかして立体感を出す隈取をします、弾力と伸びのある若い女性の髪を使って出来た
筆を使って円を描きながら深みのある色を重ね差し込んでいきます
花の色が内側から外側へ深くなる隈取は、加賀友禅の先ぼかしの技法とも似ています
隈取を終えたら地の部分の餅米糊を洗って落とし、色を挿した模様に地染めの染料が染み込まないように糊を伏せ
刷毛で染料を地色に染めます、藍地型は琉球藍で浸けて染めるそうですが裏から表の模様に滲み込む事はないそうです
地色が定着するように蒸した後、手洗いで付着した糊や染料を
流します
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