2012年8月1日水曜日
喜屋武八枚と照屋八枚は八枚綜絖の南風原花織
明治の中頃、南風原の喜屋武村にとても美しい姉妹がいたと言う、二人は幼い頃から母に機織りを習い
常に新しい技法を研究していたらしい、やがて姉妹はそれぞれ独特な踏み木のリズムと
綜絖掛けを編み出した、その後姉は隣村の照屋に嫁ぎ妹は同じ村の青年に嫁いだ
、姉妹は子宝に恵まれ別々に確立した織りの技法を自分の娘たちに伝授した
照屋に嫁いだ姉の技法で織る布を 照屋八枚 と呼び、妹の技法で織る布を 喜屋武八枚 と呼んだ、気品のある二つの花織りは那覇の反物市場で人気があったが戦後織り手の少ない照屋八枚は途絶えてしまった
2000年に布から組織図を起こし有志の努力で復元が実ったのが現在織られている照屋八枚である
今日では中堅以上の後継者育成で学べる喜屋武八枚と照屋八枚が
南風原町で織り継がれているのは二人の研究熱心な姉妹とその母のおかげである。
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