ヤシラミー(鑢目)と呼ばれる線が経緯に走る算崩しの文様は沖縄では与那国花織や南風原花織の喜屋武八枚などで多く見られ紋花と紋花の空いた隙間を埋めるかのように織られています、画像は當銘正幸コレクションの中から明治の末に織られた物かと思われるヤシラミー花織の一枚です。
経糸には白糸と黒糸の1羽(2本)で筬目に通し踏木を白糸が上で黒糸が下の状態で開口し緯糸に白糸を貫けば横線のヤシラミーが出来、逆に黒糸で貫けば縦線のヤシラミーが表に現れる、明治の頃の織物職人はPCや電卓等は無しで反物幅に対して文様とヤシラミーの釜数や緯糸の越数を計算したからすごい、喜屋武八枚を織り始めて約十年、私も出来るだけ早く昔の職人の技能に到達したい。
2015年1月31日土曜日
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