花風は旅立つ愛しい人を、人知れず那覇港近くの三重城から見送る遊女の心情を表現した準古典舞踊だそうです、その衣装の七綛は作者の好みだけではなく、この絣柄の技法と花風の内容の関連性だと思う、普通経糸の絣は括り易い太さにする為に真ん中で折り綾とフスを重ね半分の長さにしてから括りますが、衣装の七綛は琉球絣の中でも特殊な括り技法で中心から他の綛と交差して重ね、道ならぬ恋を表現した花風とあまりにも一致する、舞踊を創作した方が琉球絣の技法にも精通していたか、あるいは飲み仲間に絣の括り職人が居たかと思う。
絣を括る前に画像上の左側の七綛絵図を右側のように同じ形の経絣どおし横の位置が揃う様に予めずらしておくこの技法の事を真芯かけと言う
絣の種類ごとに並び替えてZ点で二つの綛を交差させます。
2016年11月22日火曜日
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